校長あいさつ(校長 澤田隆文)

   創立78年を迎える令和6年度のスタートにあたり、積み上げられてきた伝統と歴史が根ざす近江の地で、地域の学校に対する期待に応えられるよう、教職員一丸となって、米原市の将来を担う子どもの健全育成に努めてまいります。

 本校の学校教育の根幹とは

 ⑴ 双葉中学校の伝統や校風、生徒のもつ強みを共有し、それらのよさを積み上げること

 ⑵ 努力を積み重ねる誠実さと情熱をもち、自主自立した人間に育てること

 ⑶ 課題を解決しようと主体的に挑戦できる人間に育てること

 ⑷ 双葉中学校の伝統や校風を自ら継承し、みんなが安心して過ごせる学校づくりの一端を担うこと

  に意義を感じる人間に育てること

であると思います。

 そこで、令和6年度の学校教育目標は、昨年度に引き続き、  

 「心を磨き、体技を磨き、夢・志をもって挑戦し続ける自分をめざそう」

 ~努力を積み重ねる誠実さと情熱、しなやかな心で、可能性は無限大~

としました。

 この学校目標には、生徒一人一人が、各教科等の授業や学校行事、部活動で仲間と切磋琢磨することを通して心を磨き、また、健やかな体と知識・技能を磨きつつ、自分を奮い立たせる目標を掲げ、目標に向かって努力を積み重ねていくことができる自分を目指してほしいという願いを込めています。

 子どもたちが、互いに成長し、自己肯定感や自己有用感を育んでいこうとする教育活動を推進するため、伝統ある体育大会や合唱コンクールに加えて、月一回の全校生徒集会(NSD~伸びろ 双葉 大作戦)やふるさと学習等の本校の特色ある教育活動を通して、協働して学び合い、安心して過ごせる集団・仲間づくりを進めていきます。

 令和6年度の新入生から、新しいデザインの制服がスタートします。令和6年度新入生は、双葉中学校の新しい伝統のまさにスタートラインに立つことになります。新しい制服の胸にあるエンブレムは、双葉中学校をS・Tで表し、それを双葉(ふたば)が寄り添うように支えています。このデザインには、双葉(ふたば)を双中生ととらえ、「双中生が寄り添い合って絆を深め、一つになることで、一人ひとりが大きく、強く成長できる。双中生がのびのび成長できるように。」という先輩の願いが込められています。

 この願いは、昭和22年、本校創立にあたり、坂田・息長の地名に捕らわれることなく、新しい学校で学ぶ生徒が、双葉のごとくやがて本葉を出し、大樹に成長する姿を祈念し、発展を象徴するにふさわしい学校名を考えられた当時の地域の皆さんの期待でもあります。

 創立以来、本校には伝統として受け継がれている願いなのです。

  新入生の皆さんには、このエンブレムを胸に、新しい双葉中学校の伝統を受け継いでいってくれることを期待しています。

 職員一同、保護者の皆様、地域の皆様と連携しながら、双中生、保護者、地域の皆様が誇れる学校であり続けるため頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします 

                           令和6年4月8日 校長  澤田隆文